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【デザイナーに必要なもの】意図を汲み取る力を磨きたい。

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こんにちは!ももさかです!

デザイナーになって、「汲み取り力が大事だな、まだまだ足りないな」と感じる場面に出会うことが多くなりました。
今回はそんなときに感じた「相手の質問の意図を汲み取る」ことについて書きました。

デザイナーの汲み取り力

デザイナーって、要件やテキスト・ワイヤーフレームからデザインしたいものの魅力を最大限に引き出して形にしていく仕事だと思ってるんですね!(いきなりいいこと言ったぞ)

で、この作業が一番むずかしいわけです。。。

形が決まったものの配色やフォントを考えていく作業なら、目に見えてデザインも出来上がっていくので「進んでる感」があるのですが、その前の「かたち」を組み立てていく作業っていうのにすごく時間がかかるんです。

このあたり、ワイヤーフレームを作ったことある方ならわかりますかね?

要件としてもらったテキストや打ち合わせた内容から、クライアントが見せたい部分や押したいであろう部分(ここが大事)を汲み取って、「ここはこれをアピールしたいんだろうな」とか「こういうメッセージを伝えたいんだろうな」とデザインに起こしていくわけですね。

とにかく、メチャクチャ頭を使うわけですよ。

そして、こうやってメチャクチャ頭を使って作ったデザインですが、正解ではない場合があるわけです。

クライアントから「ここはこうじゃないんですよね〜、ちょっと修正いいですか。」みたいな返信が返ってくることもまぁそれなりにあるわけで。

うそん。(泣)ってなるのです。

そんなときは、「あぁ、ここは聞いとけばよかったなー」とか「ヒアリングの仕方が悪かったなー」とか反省するわけですが、沼るときは沼るんですよこれが

なかなかOKもらえなくて、グルグルとデザインが変わりまくるわけです。
バナー1個2千円の案件で沼ってしまったこともあります。。。。(黒歴史)

なので、気合い入れてデザインしないといけないときは、絶対に頭の冴えている午前中にやるようにしています。頭がスッキリとしてないと良いデザインができないです。(自論ですが…!)

逆にSTUDIOで構築するときなんかは、もうデザインは正解をもらっているので、淡々と実装していくことができます。こちらは夜にやることが多いですね。

たぶん、使っている脳みその場所が違うんじゃないだろうか。そんな感覚です。

ここから本題

で、ここからが本題ですが(まだ本題じゃなかったんかい)

最近は企業さんにどっぷり入ってデザインの仕事をすることが増えました。

なにかデザインの仕事が発生した際、わたしに相談をいただくんですね。

カジュアルな相談なんですが、この資料、新しいデザインにしたいんですけどお願いできますか?」

今日はこんな相談でした。この文章だけです。

さて、みなさんならどういうリアクションを返しますか?
考えてみてください。(新しいスタイル)

前提として、わたしはこの資料の内容は以前LPを作ったので、商材のことについては知っていました
しかし、この商材はリニューアルを控えていたので、ただ資料のデザインをブラッシュアップすればいい、ってわけじゃなかったんですね。

ここで汲み取り力が試されます。
ここでなんて返信するかで道が分かれると思うんですね。

・可能です!デザインをキレイに整えればいいですか?
 ➝うーん、リニューアルするのはわかってるんだから、ただブラッシュアップすればOKじゃないですよね。なんかダメです。

・可能です!新しく作りたい内容の構成をまとめたものをもらえますか?
 ➝間違っていないと思います。わたしもこの内容でお願いしようと思っていました。

ここでちょっと踏みとどまって、考えました。
カジュアルな相談って書いてあったのが気になったんですね。

「ということは、そんなに重要な仕事だとは思ってないんかな?」

つまり、やりたいけどそんなに手間をかけたくない(クライアントが)
➝お願いできるなら全部お願いしたい(つまりまるっと任せたい)

「構成から全部考えてほしいんだろうな」この結論にたどり着きました。

ですが、「OKです!構成から全部やります!!」っていうほどには商材に詳しくないし
完成品に対して無責任になる気がしたんですね。

なので、

今の資料から「追加したい要素」と逆に資料から「消したい要素」をテキストでいいので教えてほしいです。あとはこちらで構成考えますので!

と返信しました。

「最低限のポイントは抑えつつ、クライアントの手間も最低限にする」

これが一番大事なことじゃないかと思います。

その他に、

「少し急ぎなんですが、今日から明日にかけて作成できますか?」

っていう内容だったら「今日やります!」ですよね。

今日やってほしいけど、無理言えないから明日でもいいよって「優しさ」で書いてあるんですから。

最後に

クライアントによって、めっちゃキレイなワイヤーフレームをくれたり、簡単なテキストしかくれなかったり、いろいろな相手がいますが、結局みんな自分の手間を減らしたいから外注してるわけなんですよね。

めんどくさいから、自分じゃできないからわたしたちに依頼しているわけで。

そこでわたしたちから「ここはもっと細かく構成をもらわないとできません!」とか「テキストも全部埋めたワイヤーフレームをください!」とか言われたらなんかもう「自分でやるわ…」ってなっちゃいますよね。

もちろん無茶をすることは絶対にNOなのですが、自分のできる範囲で相手の時間を削減できることを提案すると、きっと喜ばれるんじゃないかなぁと思いながら仕事をしています。

と、ここまで偉そうに書きましたが、プライベートではぜんぜん汲み取れません!!!(笑)

汲み取り力ゼロ!!!笑

そんな鈍感大王ですが、契約終了にならないように日々がんばっているわけです。

みなさんも一緒に、意図を汲み取れるデザイナーになりましょうね。
わたしもまだまだなので、努力していきます!

ではまた。

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コメント

  1. ほその@会社員時代の同僚 より:

    今日も生々しいエピソードが満載で、勉強になるというか、経験値を分けてもらえている感があります。

    デザインは頭の冴えている午前中に
    STUDIOでの実装は夜に
    …なるほどなるほどって感じです。

    > 今の資料から「追加したい要素」と逆に資料から「消したい要素」をテキストでいいので教えてほしいです。あとはこちらで構成考えますので!
    この言い方は使えそう…私の引き出しにも入れておきます。(これは会社勤めでも使う機会があるかも!?)

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