こんにちは!ももさかです!
”55万円”
魅力的な金額ですよね。
「会社員を辞めてフリーランスになる!」
そう決めたきっかけは、あるお客さんからいただいた55万円のお仕事でした。
今回はそのときのエピソードです。
この仕事で学んだことは、
「複数のクライアントと仕事をしてから独立を考えましょう。」
なぜかというと、
- クライアントごとに単価が違う
- 用意されている依頼内容が違う
- 継続受注が続くとは限らない
「この3つを理解してますか?」当時の自分に言いたいですね。
わたしはちゃんと理解してなかったので、反省することだらけでした。。
ECサイトのデザインが2つで55万円
1件目のご依頼が25万円
2023年の秋ごろ、ECサイトデザイン(20ページ)の依頼をもらいました。
そのクライアントは、以前LPデザインをお願いされたことがあり、継続受注だったんですね。
そのとき、1枚物のLPを8万円で受注していたわたしは、
「20ページあるから、TOPページ8万円+下層ページは1万円☓19=27万かな。」
「でもサンクスページとか404ページはまとめちゃって、、、」
「25万円で!」といって受注したんです。
もう内心めちゃくちゃうれしかったです。
本業の会社員そっちのけでデザインしてました。
2件目のご依頼が30万円
1件目を25万で納品した後、追加のお願いがありました。
今回は医療用品のECサイトでした。
内容が25ページあったので、前回より多い。
この時点で前回より大きく見積もりしますよね。調子に乗ってました。
「30万円で!」といってまた受注したんですね。
1ヶ月程度で納品しました。
独立を決める
同じクライアントから、25万→30万と連続受注したわけです。
「副業でこんなに稼げるなら、独立したらもっと稼げるじゃん!」
こうやって調子に乗りました。ここから独立に向かって、一気に舵を切ることになります。
実際このあと開業届も出しましたしね。
いま思えばかなり勘違いをしてました。(勢いで動いてた)
勘違いその①「言い値で受注できた」
この時点で、まだ2〜3件しか受注したことがなかったんです。
他のクライアントと仕事をしたこともなかったので、金額感も曖昧だったんですね。
それなのに、安易に金額を決めていました。(自分へのダメ出しが続きます。。)
でもこのときは受注できたので、「このくらいの金額で受注できるんだ!」と思ったわけです。
いまでは複数のクライアントとお仕事できるようになりました。
同じページ1枚でも、単価が全然ちがいます。
それはクライアントさんの予算だったり、制作会社であればどの時点で自分に降りてきてるのか。
(下請けとか孫請けとか、どのくらいの人が関わっているのか、ですね。)
こういった知識がなかったので、相場金額をまちがって認識してしまったわけです。
勘違いその②「ディレクターの能力が高かった」
これも他のクライアントさんと仕事したことがない、ということに通じてます。
ディレクターによって依頼内容に差がありすぎる
わたしはデザイナーなので、「デザインを作ってください。」と依頼があります。
ですが、この依頼内容がディレクターによってバラバラなんです。
ペルソナからターゲット、トンマナイメージから参考サイト、ワイヤーフレーム。
こういったものをしっかりと用意して提供してくれるところもありますし、
「既存サイトと構成は一緒で、デザインはお任せ!以上です!」みたいなところもありますよね。
(ぜんぜんある)
この時点では前者のディレクターだったので、かなりお膳立てされていたんですね。
デザインも作りやすかったです。
その内容で、55万という金額だったので、なおさら勘違いしました。
自分で要件を確認できるようになろう
ディレクターに合わせて自分で提案できるのが本当のデザイナーなんです。
複数のクライアント、ディレクターと仕事をしていたら、確認しておかなければいけない点がわかってきます。
ていうか、わかるようにならないといけないです。
どこまでの情報をもらえるか確認して、見積もりできるようになりましょう。
(昔の自分に言ってます。。)
勘違いその③「継続受注で舞い上がった」
直接オファーだったので、付き合いが続くと思った
このクライアントは地元の企業さんで、クラウドソーシングサイトから直接オファーがありました。
しかも連続受注だったので、付き合いが続いていくと思ってたんですね。
仕事を辞めても毎月20万の仕事が来れば、会社辞めてもやっていけそう。
完全に勘違いしていました。
この後、仕事の依頼はなくなりました。
継続依頼は必ず来るわけではない
クライアントも同じデザイナーに続けて発注するほうが楽です。
やり取りも一緒ですし、スキル感もわかってますからね。
こういったメリットを活かして継続受注が続くことも多いです。
ただ、絶対じゃないんですね。
仕事の依頼が来なくなったので、あいさつを兼ねて連絡したこともあるのですが
「またお願いすることがあれば連絡します!」という返事でした。
少し経って、そのクライアントのホームページを見たことがあります。
制作実績に見たことないデザインのサイトが更新されていました。
悲しいですね。
まとめ
あらためて学んだことがこちらです。
- クライアントごとに単価が違う
- 用意されている依頼内容が違う
- 継続受注が続くとは限らない
このクライアントとの仕事のつながりは止まってしまいましたが、こうして独立するきっかけになったクライアントなので、いまではすごく感謝しています。
そのうちまた一緒に仕事できたらうれしいですね!
(そのときはお知らせします!)
わたしも初心忘れず、パワーアップしておきたいです!🔥🔥
では!
コメント
今日もまた随分と具体的な、読むだけで経験値が溜まるような記事ですね!
ディレクターによってどこまでお膳立てしてくれるか/雑に丸投げされるかが違い、それ次第で仕事のやりやすさも違ってくる・・・なるほどなぁって感じです。