こんにちは、ももさかです。
会社員を辞めてフリーランスとして独立してから、気がつけば1年が経ちました。

いや〜、ほんとにいろいろありました……(遠い目)
この1年間、ずっと前のめりで走り続けてきたけど、ふと振り返ると「よく生き延びたな」と思います。
今日はそんな1年間の記録を、自分自身の備忘録として、そしてこれからフリーランスを目指す方へのメッセージとして残しておきたいと思います。
この記事では以下のようなことを書いていきます。
- フリーランス1年目のリアルな仕事内容と働き方
- 会社員から転身して変わったお金まわりと確定申告のこと
- 家庭との両立、時間の使い方、日常のこと
- フリーランス1年目で感じた「良かったこと」「しんどかったこと」
- 2年目に向けての目標とやっていきたいこと
読んだ人が「30代・未経験・子持ちでも、こんなふうに働けるんだ!」と思ってもらえたらうれしいです。
フリーランス1年目のリアル|働き方・仕事・スキルの変化

とにかくがむしゃらに突っ走った1年
独立当初は、仕事も人脈もほとんどない状況。
「本当に生活できるのか?」という不安を抱えながらのスタートでした。
今思えば、そんな状況で独立したの?って感じがします(・・;)
『これ本業にして時間フルコミットすれば50万くらい余裕やろ!』
って勢いで起業して会社辞めちゃったんです。
朝起きて、クラウドワークスやTwitter(X)をチェックして、案件を探して応募して……。
何度も断られて、でもあきらめずに提案を出して、少しずつ少しずつ仕事が増えていった感じです。
クラウドワークスへの案件応募の速さだけはナンバーワンだったと自負しています。笑
「何をするか」よりも「やりきる覚悟」が必要。
まさに、そんな1年間でした。
最初はとにかく幅広く仕事を受けた
この1年で受けた仕事は多岐にわたります。
- ランディングページ(LP)デザイン:15件以上
- STUDIOによるノーコードサイト構築:約100時間/月
- バナー・アイキャッチ画像制作:30件以上
- Wix・Shopifyなど他ツールのサイト構築:数件
- チラシ・メニュー表など紙もののデザイン
- 副業としてのイラスト制作や挿絵の受注
「とにかくなんでもやってみよう」という姿勢だったので、単価が安くても経験になるなら受けていました。
その結果、「これなら得意!」「これは苦手かも…」という自分の軸が見えてきました。
これはフリーランスにとってすごく大事なことだと感じました。
得意なのは、Studioでの構築→Figmaでのデザイン→その他 といった感じで
逆に苦手なことは、クライアントワーク全般です(ダメやないか)
半分冗談半分本気ですが、クライアントから『あれやって!これもお願い!』みたいなことが苦手なようです笑
仕事ってそんなもんやろ!
ってツッコミはもちろんですが、最近は本気で実現できないかな〜って考えてたりします。
主に使っていたツール
よく「デザインってAdobe使えないとダメですか?」と聞かれますが、答えは△(私の場合ですが)
- Figma:9割以上の仕事はこれで完結
- Illustrator:素材加工、ロゴ加工のベクター変換でときどき使う
- Photoshop:素材を透過したいときだけ笑
- XD:ほんの少しだけ触りました
今の時代、Figmaだけで仕事ができる環境は整っています。
むしろ、共同作業しやすくてクライアントからの評価も高い印象です。
なんでも出来ちゃいますから、ほんとにFigmaだけで大丈夫です。
必要になったら、その都度必要なツールの必要な部分だけ覚えていけば良い感じです。
クライアントとの関係性と働き方の変化

この1年間で関わったクライアントは、のべ15社以上。最初は右も左もわからず、クラウドソーシングから地道に応募しては面談、また応募…の繰り返し。
ほとんどはクラウドワークスから受注、Xからも数件お声がけをいただきました。
そのなかで、長くお付き合いできる企業さんが3社できたのは、大きな収穫でした。いずれも「Studioが得意」という部分がマッチした出会いでした。
ですが、一番大事だと感じたのはビジネススキルです。
当たり前のことを当たり前にする。
相手の意図を汲み取って仕事する。
クライアントさんが良い方だと『もっと良いものを納品したい!』と思うもので、更に循環も良くなっていった印象です。
セルフブラック期の到来
独立してすぐは「仕事を断る=失礼」という考えがあり、いただいた案件はすべて引き受けていました。
さらには、断ると二度と仕事がもらえない、という思いがあり、短納期でも低単価でもとにかく受けまくっていました。
そもそも食っていかないといけないので、必死です。

このころが一番キツかった…!
気づけば、同時に何件も同時進行し、土日も深夜も関係なく稼働。寝落ち→朝イチ納品→また作業の繰り返し。まさにセルフブラック企業状態。
寝不足になると人間性格が悪くなります。
この頃の人相は最悪だったことでしょう。
働き方の見直しと“選ぶ”勇気
セルフブラックから脱却したい!!
夏の終わり、意を決して「仕事を選ぶ」ことに踏み出しました。
- 単価が合わない案件は受けない
- 自分に合うクライアントに絞る
- 1日の中でインプットや今後のことを考える時間をつくる
これだけで、精神的にも身体的にもずいぶん楽に。「働き方をコントロールする」ってこういうことか!と初めて実感しました。

え…、仕事断った?収入大丈夫なの??
はい、なので単発案件から業務委託をメインに変えていきました。
業務委託は時給制なので、収入が安定します。
メインの収入を軸を持ちつつ、余裕があれば単発案件を受けていった感じです。
これでなんとかセルフブラックから鬼ハードモードくらいになりました(あんまり変わっとらんやないか)
でも、ほんの少し時間を取れるようになったので、大きな成長だなと感じています。
リピート案件が生まれる働き方
リピート依頼が増えた理由は、とてもシンプルだったと思っています。
- 納期より少し早く提出する
- 1案だけでなく+αの提案をする
- 相手の業界やターゲットを少しでも調べる
あたりまえのことかもしれませんが、この「少しの一手間」で信頼され、「またお願いしたい」と思ってもらえるのです。

汲み取る癖、大事です!!
もちろん全てがうまくいったわけではありません。
途中で連絡が途絶えたクライアントもいますし、「これでこの金額!?」というような理不尽なこともありました。
それでも、自分で選び、自分で判断する。
この積み重ねがフリーランス1年目の「成長」だったと感じています。
というか、そうしないとしんどいし、結局会社員と変わらんやないか!!って気持ちになったわけです。
さて、ということで、次のパートでは、気になる「お金」の話を包み隠さず共有していきます。
…と言っても、金額は少し伏せますが、会社員時代の収入を超えた「リアルな実感」と「お金まわりの課題」について深掘りしていきます。
フリーランス1年目のお金のリアル|収入の変化と向き合い方


この1年、「お金」の悩みは常に背中合わせでした。
特に前半は、クラウドソーシングで得た案件をこなすだけで精一杯で、売上も月によって大きく変動。
それでも、試行錯誤を重ねながら、年末には会社員時代の月収を超えることができました。
まずは一つの目標を達成。
大きな自信になりました。
メチャクチャ大変でしたけど…。
収入の柱をどうやって作ったか?
最初はクラウドワークスやX経由での案件が中心。
単価が安くても、とにかく数をこなしていました。
これがセルフブラックの原因ですね。
ですが、秋頃から「このままではずっと不安定なまま…」と気づき、業務委託契約を結べるクライアントを見つけて、月額ベースでの収入を安定させました。
- STUDIO構築 × 時給契約(業務委託)
- LP制作 × 時給契約(内容に応じて単価UP)
このように、自分が得意な分野を活かして委託先をさがしていきました。
できるだけ最小限のクライアントで、できるだけ最高の単価を目指したことで、ようやく売上が安定し始めました。
でも正直、どこまでいってもフロー所得です。
自分が動かないとお金にならない。
この働き方ではどれだけがんばっても、50〜60万くらいの売上が限界だな、と感じました。
もっと楽に、もっと高単価で働くにはどうしたらいいか、そんなことを考えていました。
AI副業という選択肢
そして大きな転機となったのが、AIを活用した副業です。
秋頃、Youtubeなどで見かけたことがきっかけで「SunoAI」や「Leonardo.ai」などのAI生成ツールに触れ、自分の好きな世界観を形にする面白さに気づきました。
そこからYouTubeで「AI × BGM × イラスト」というスタイルで動画投稿を始めたところ、想像以上の反響を得られたのです。
そもそもYoutubeへの動画投稿自体、はじめてだったのですが、なんでもやってみよう精神だけは強いので果敢にチャレンジしていきました。
失敗しても経験は残るし、そこまで大きな投資でもありません。
一つの動画がめちゃくちゃバズり、、、ものすごい広告収入を生みました。
といっても苦難や試行錯誤の繰り返しの結果なのですが、その話はまた別の記事で書きます。
いわゆるストック収入の爆発力を感じました。
ここからフロー収入はほどほどに、ストック収入への意識が高まります。
さらにAIを使った副業の幅を広げられないか、今もそんなことをずっと考えています。
経費と確定申告|青色申告デビューの記録
初めての確定申告…まさに「カオス」でした。
帳簿って何?勘定科目?青色申告の特別控除?…文字を見るだけで頭が痛くなるレベル。
しかし、商工会議所の無料セミナーで会計ソフトの使い方を学び、マネーフォワードクラウドを導入したことでなんとか乗り越えました。
いくつか会計ソフトは使ったのですが、これが一番使いやすくしっくりきました。
- 口座とカードを連携して自動仕分け
- 通信費・Adobe代・打合せカフェ代も経費化
- 青色申告控除で所得税を節約
フリーランスは経費が使えるので、本当にこれが素晴らしい…。
もちろん脱税は絶対ダメですが、正しく申告することでかなり税金も抑えられました。
お金まわりの不安|家族と生きる責任
私には家族がいます。
妻と小中学生の3姉妹。(まったく相手にしてくれない)
会社を辞めたあと、一番様子が変わったのは妻でした。
「本当に大丈夫なの?」「ちゃんと稼げるの?」…不安にさせて当然です。
言葉や態度から、その不安もはっきりと見えました。
落ち着いたのは退職後、半年くらいしてからでしょうか。
もしかしたらあきらめたのかもしれません笑
どこかのタイミングでふっきれたのかな。
まわりにはたぶんこんな人間いないので。
でも、この1年なんとかやってこれたのは、「自分が動けば道はひらける」と信じて突き進んできたから。
正直、いまだに家計はカツカツですが、自分の腕一本で、会社員の収入は超えました。
そしてAI副業を駆使した、「次の一手」も意識して動いています。
次章では、「フリーランス×家族×生活」についてリアルな1日のスケジュールを交えながら共有します。
私の1日|フリーランスWebデザイナーのリアルな家庭事情

「フリーランスって自由でいいよね〜」というイメージありませんか?
実際には「自由だけど、全責任が自分」というのがリアルなところ。

良くも悪くも自分次第です…!
ずっと家にいるからといって、のんびりしてるわけではありません。
むしろ「家にいるからこそ」やるべきことが山盛り。
仕事はもちろん、子どもの病院・学校行事・買い出し・洗濯・掃除……気がつけばタスクの海に溺れていきます。(この海は深くて広い…。)
家族との関わり方と変化
在宅勤務になったことで、家族と過ごす時間は圧倒的に増えました。
以前は単身赴任で週末しか帰れなかった私が、毎日朝から晩まで家にいる。
最初は妻も戸惑っていたと思います。

たまには外に出なさいよ。
このセリフが増えてきたら黄色信号なので、コメダ珈琲に行きます。笑
でも今では、買い出しや料理、洗濯などのタスクを分担して生活のリズムが整ってきました。
そして、3姉妹の子どもたちも、最初こそ私に無関心でしたが
1年たった今も、無関心です(変わっとらんやないか)
家事、育児の大変さを知る
- 掃除
- 洗濯
- 料理
- 買い物
- 子どもの病院
- 習い事の送迎
- 学校の行事
- PTA
基本的なものがあるとして、これに付随した、管理業務があります。
例えば、お茶(麦茶)を作ったり、洗剤やシャンプー、調味料、水などのストックの把握。
子どものことでいえば、PTAや先生、習い事の先生とのやり取り。

仕事だけしてればいいわけじゃないんですよ??
急にどうしたって感じですが、
ずっと家にいるようになって、めちゃくちゃ感じています。
「こんなにやることあるの…??」
お父さん、進んで家事をやりましょう。
麦茶を作ったことありますか?
マヨネーズがあとどのくらい残ってるか、知ってますか?
奥さんがいつもどの店で、どんなシャンプーを買っているか知ってますか?
子どもの学校の先生の名前を知っていますか?
クラス(○年○組)を把握してますか?
そして、今年何回学校に行きましたか?
子どもは、あなたの子どもですよ。
もう1回言います。

仕事だけしてればいいわけじゃないんですよ??
過去の自分への戒めでした。
自由と責任のバランス
フリーランスの一番のメリットは、「時間と場所の自由」。
でも同時に「誰も管理してくれない」ので、自己管理とメンタルケアが重要です。
不安になる夜もあるけれど、それでも進んでいけるのは、家族の存在と、小さな成功体験のおかげ。
それでも頭の中で、「あれやんないと」「これまだ大丈夫かな?」みたいに不安が広がることも多々。
そして、時折訪れる

オレ、何やってんだろう、、、
まじで、急に虚無感がやってくるんです。
お酒に逃げたくなります。
でも、やらないと、明日の自分が辛くなるので、今日パソコンに向かいます。
フリーランス2年目の戦略と目標

さて、1年目をなんとか走り抜けた私ですが、2年目にはさらにチャレンジしたいことがあります。
・AI×副業の収益化で月収200万を目指す
・マイクロ法人設立
デザインどこに行った。笑
もちろん、収入の軸としてデザインはやっていきます。
ですが、自分が動いて初めてお金になる仕事では、収入の限界があると感じています…。
もちろん、デザインの道でも、スーパーデザイナーになったり、ディレクターになったりで収入の枠を広げられる可能性はありますよね。
でも、なんか自分にはあまり合わないなーと、そう感じてるのです。
奥さんに言ったら怒られそうですが、毎日時間を作っては何か新しいことが出来ないかな、と考えてたりします。
一瞬だけ会社員の収入を超えましたが、やはり不安定で安定していません。
新しい収入源を作る取り組みを頑張っていきたいと思います。
そして、ここでまたシェアしていきますね!
まとめ|歩みを止めない。自分を疑わない。

この記事では、私がフリーランス1年目で経験したこと、悩んだこと、そして少しずつ見えてきた道について正直に書いてみました。
特別なスキルがあったわけでも、抜群のセンスがあったわけでもない。
それでも、「行動したこと」だけが、今の私をつくっています。
このブログでは、リアルな経験をもとにフリーランス・副業・AI活用のヒントを発信していきます。
やりたいことやって、好きなようにいきていきたいですね!
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました!
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ではまた!

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